Unspecified Landscapes BUoY

Unspecified Landscapes, 不特定の風景たち と名付けられた写真及びインスタレーション作品のシリーズと近年のドローイングの展示

Dimension variable

BUoY Artspace

2021.11

キーワード: アーティスト不在 不特定の風景

本展「Unspecified Landscapes,」では生きた痕跡を残し去っていく人類の独立した思想をBUoYを素材として扱い彫刻した。

コンクリートの歴史は遡ると9000年も前からそのオリジナルの形があったと言われる。日本では高度経済成長の象徴のように扱われるこれらコンクリートは人間が知らず知らずのうちに残していく素材であり安住の象徴である。そこに立つため、そこに住むために人類はコンクリートで土地を舗装する。災害に苛まれる日本は特にその構造が顕著であり、どこかの土地から今日も砂利が運ばれ、セメントと混ぜられ固められ建物が作られる。化学反応を起こし終えたセメントが勝手に消費されることはない。

やがて建物が壊れて瓦礫となりそれを引き取っていく自治体がある。


層理は過去の象徴であり循環ではなく堆積。

その下に何が埋まっているかもわからずに層を重ねていく、人類の営みをまなざすための空間。

Photo: Sayoko Suwabe