The Eternal Dreamtime

繊維強化プラスチック, 油彩, 水
FRP, oil paintings, water

現在拡張のドローイング

3000×3000×300mm

Tokyo

2017.01

ジ・エターナル・ドリームタイムは、オーストラリアの先住民、アボリジニのもつ概念である。それはどの瞬間にも回帰することができ、時間とは永遠のものであるという観念。昨日、明日、過去、未来ーは存在せず、あるのは「今」といくつかの記憶だけだと作家も提言している。そう定義すると自己という概念は非常に危ういものになりうる。極端な話をすれば、私たちは宇宙人に記憶を書き換えられ、今この場所にいるだけであるかもしれない。自我同一性が過去と現在、未来の自己存在が同一であるということから規定されているのであれば、自我とは非常に曖昧なものに過ぎない。アボリジニの言葉を借りれば、私たちはただドリームタイムの海に、いくつかの記憶とともに存在しているだけだ。
当作品は、時計とは異なる形で時間のイメージを計測、共有するために制作された。今、この瞬間、この作品を見ている時間こそが「ジ・エターナル・ドリームタイム」であると作家は定義している。

Photo: 齋藤洋子